医学生物学研究所とCrown Bioscience が日本国内で先進的な前臨床向けサービスを提供するジョイントベンチャーを設立

【2022年5月12日、東京】JSR株式会社(代表取締役CEO:エリック ジョンソン、以下JSR)の ライフサイエンス事業のグループ企業である株式会社医学生物学研究所 (以下、MBL)  とCrown Bioscienceは、日本国内で前臨床向けサービスを更に拡大するため、ジョイントベンチャーを設立したことをお知らせします。

新会社である株式会社 Crown Bioscience & MBLの設立により、両社の長期的な戦略的提携が形成され、更なる成長が促進されると期待されます。新会社は設立後の初期段階において、製薬企業に対し前臨床およびトランスレーショナル研究関連サービスを提供します。このジョイントベンチャーの設立は2社間の長期的な関係において重要なマイルストーンとなります。MBL は現在、Crown Bioscience の代理店としてサービスの販売を行っています。

Crown Bioscience & MBLは 東京に所在地を置き、代表にはJSR診断・研究試薬部長兼MBL 執行役員である伊藤浩毅が就任し、新会社は日本国内の顧客ニーズに合わせてサービスを提供していきます。

新会社は MBL の国内製薬市場における深い知識と経験と、Crown Bioscience が提供する世界的規模の前臨床とトランスレーショナル研究サービスを掛け合わせることにより、シナジー効果を生み出します。この新会社は2022年4月に設立され、2022年9月にサービス開始を目指します。

Crown Bioscience & MBL 代表取締役社長、伊藤浩毅のコメント

「このジョイントベンチャーは MBL と Crown Bioscience の長期戦略において重要な意味を持ちます。我々の2つの会社は互いの特別な価値を尊重しながら事業を進めていきます。私は両社が協力することにより特徴的で革新的なサービスポートフォリオを提供し、国内製薬企業の創薬開発に貢献できると考えます。」

Crown Bioscience 最高経営責任者 (CEO) アーミン・スプラ博士のコメント

「今回のジョイントベンチャー設立は現在の Crown Bioscience と MBL との協業を更に拡大し、深化すると期待しています。新会社は日本国内製薬企業のニーズに合わせて、より効率的に、最適なサービスを提供するために設立されました。私は日本国内ライフサイエンスセクターにおけるリーダーであり、信頼できるパートナーである MBL との協業で、シナジー効果が加速されることを期待します。」

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Crown Bioscience は JSR ライフサイエンスの一員であり、オンコロジー、がん免疫、免疫媒介炎症性疾患 (IMID) 分野における、前臨床とトランスレーショナル研究の世界的な CRO 企業です。Crown Bioscience はHUB の技術により樹立された腫瘍オルガノイドを用いたサービスや、世界最大の商業向けPDX コレクションを有しています。Crown Bioscience は、より良い薬剤候補を患者に届け、患者が適切なタイミングで適切な治療を受けられることを支援します。Crown Bioscience は 2006年に創業され、米国、欧州、アジアにおいて10カ所の事業所を有します。詳細な情報は www.crownbio.comをご覧ください。

1969年に日本で最初の抗体メーカーとして設立され、現在では、免疫学領域のみならず、遺伝子診断の領域にも事業を拡大して、臨床検査薬及び基礎研究用試薬の研究・開発・販売を行っています。臨床検査薬事業では、自己免疫疾患、がん、感染症等の検査薬の開発・販売を行っています。自己抗体診断分野では日本国内トップメーカーとして製品ラインナップの充実を図り、難治性疾患の多い当該分野の医療に貢献しています。がん診断分野では医薬品の効果を予測するコンパニオン診断薬を開発し、個別化医療に貢献しています。

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