Crown Bioscienceがシンガポールに新研究所を開設、 現地にコマーシャルパートナーを設立

米国 サンディエゴ - 2023年3月9日

世界的な医薬品開発業務受託機関(CRO)であるCrown BioscienceとJSRライフサイエンスは、前臨床およびトランスレーショナルながん創薬・開発に取り組むグローバルおよびシンガポール国内のバイオテクノロジー企業、製薬会社への支援を拡大するため、シンガポールに新しい拠点を開設したと発表しました。

この新しい施設は、初めに、需要の高い細胞株由来(CDX)異種移植モデルやシンジェニックモデルの幅広いポートフォリオと、フローサイトメトリーや病理学的サービスを含むバイオマーカー分析のサポートを提供します。 また、Crown Bioscienceは、シンガポールにある既存のバイオメディカルコミュニティと協力してCrown Bioscienceが持つ前臨床サービスの基礎能力だけでなく、新しい技術やサービスをシンガポールにもたらします。

Crown Bioscienceは、シンガポール拠点の目標達成を支援するため、特に成長著しい現地のバイオテクノロジー産業に焦点を当て、シンガポールのライフサイエンスエコシステムに独自の接点を持つ専門コマーシャルパートナーであるBiosys Corporation Pte Ltd.と販売店契約を締結したことをお知らせします。

新研究所の開設にあたり、シンガポールのエグゼクティブディレクター兼ジェネラルマネージャーであるKeefe Chng Ph.D.は、「地元のバイオメディカルコミュニティに参加できることを大変うれしく思います。Crown Bioscienceの中核的な能力と経験が、急成長する地元のバイオテクノロジー産業の前臨床試験やトランスレーショナル研究の進展を支援し、同時に独自のハイエンド技術を世界中のパートナーに提供することを可能します」と述べています。

また、Biosys CorporationのディレクターであるIvan Fu氏は、「Crown Bioscienceの新施設は、シンガポールの前臨床市場に品質と革新性の新たな基準を注入すると確信しています。Crown Bioscienceの販売代理店として、顧客の研究を加速させ、がん治療の未来をより良いものにすることを目指します」と述べています。

シンガポールへの投資は、Crown Bioscienceがアジア太平洋地域に拠点を置く顧客を現地でサポートする能力を高めるという、より広範な戦略を反映しています。2022年、日本における関連会社 MBLとの合弁事業の立ち上げや、中国拠点での施設の拡張やアップグレードを発表しました。これ

ら一連の投資は、この地域全体のバイオテクノロジー分野における急成長に合わせるもので、Crown Bioscienceの顧客基盤をサポートし、地域の理解とそこで使用されている言語の重要性を強く認識したものです。

拠点開設を記念して、2月にCrown BioscienceとBiosys Corporationの幹部がテープカットを行いました。

Crown Bioscience について

Crown Bioscience は JSR ライフサイエンスの一員であり、オンコロジー、がん免疫、免疫媒介炎症性疾患 (IMID) 分野における、前臨床とトランスレーショナル研究の世界的な CRO 企業です。Crown Bioscience はHUB の技術により樹立された腫瘍オルガノイドを用いたサービスや、世界最大の商業向けPDX コレクションを有しています。Crown Bioscience は、より良い薬剤候補を患者に届け、患者が適切なタイミングで適切な治療を受けられることを支援します。Crown Bioscience は 2006年に創業され、米国、欧州、アジアにおいて11カ所の事業所を有します。

詳細な情報は www.crownbio.com をご覧ください。

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