JSRグループのKBI Biopharma、モノクローナル抗体の開発・製造を最適化する 「SUREmAb™」 のサービス提供を開始

「SUREtechnology Platform™」 の仕様を拡張し、より効率化、簡素化されたプロセスを実現 

 

JSRグループのライフサイエンス企業、KBI Biopharma, Inc. (以下KBI Biopharma) は、最適なモノクローナル抗体i (以下mAb)の安全でコスト効率の高い開発と製造を可能にするSUREmAb™のサービス提供を開始しました。SUREmAb™は、運用実績のあるSUREtechnology Platform™iiに基づいて構築されたCDMOソリューションで、お客様に効率的でスピード感のあるmAbの開発、および製造を提供します。 

SUREmAb™は開発期間の最適化によって、DNAを用いて最短9週間でリサーチセルバンクiii(RCB)を開発、GMP原薬への移行を最短11ヶ月で実現します。SUREmAb™は運用効率を最適化したことで、低コストの開発で最大10 g/Lの力価ivを達成、費用対効果(ROI)の最大化に成功しました。 

当社のSUREmAb™製品は、当社独自のSURE CHO-M細胞株™vを活用して、製造および商業化にシームレスに移行する高性能の哺乳類ベースの細胞株を生成します。当社の世界クラスの専門知識と独自の技術と最適化されたプロセスにより、治療用タンパク質生産用の高性能mAb産生細胞株の開発に関連する時間、労力、コストを大幅に削減できます。 

2023年6月に発表したKBI BiopharmaとSelexisの業務統合によってSUREmAb™技術は大きく発展し、mAbの開発と製造のプロセスの合理化と、より一層の効率化を実現しました。加えてKBI Biopharmaの運用するSUREtechnology Platform™にて150以上の独自の治療用mAbプロジェクトと7つの実用化された汎用mAbを実現し、15年以上mAb開発でリーダーシップを発揮してきました。SUREmAb™はその延長線上にあり、より一層の高効率の開発をサポートします。

 

SUREmAb™は世界的な規制基準に準拠しており、当社は米国 FDA、EMA、PMDA によって設定された世界的な規制基準を満たし、米国とヨーロッパの拠点全体で世界的な開発および製造能力を提供します。 

KBI Biopharmaは今後も、グローバルバイオ医薬品メーカーに貢献できる新たな製品・サービスを開発していきます。 

KBI Biopharma Chief Scientific Officer, Sigma Mostafaのコメント 

SUREmAb™は、数十年で培ったバイオ製品に関する専門知識の集大成であるだけでなく、モノクローナル抗体開発の将来に対する当社のビジョンを示しています。迅速かつ効率的に革新的な開発が求められる時代に、ただ先進的な開発を進めるだけでなく、高品質で費用対効果の高い事業モデルをはじめから導入できるのが当社の強みです。KBI Biopharmaでは、予測される需要の変化から取り組むべき課題を見つけ、先駆的なソリューションを提供しています。SUREmAb™はそのコミットメントの一つの成果です。 

KBI Biopharma CEO、J.D.Mowery 

お客様が、画期的な治療法を持ってできるだけ多くの患者さんにアプローチできるよう、私たちは強力なパートナーになる必要性を認識しています。SUREmAb™へのアクセスの簡素化とKBI Biopharmaによる継続的な製造基盤は、開発の大きな課題となる障壁を無くすことによって業界を支援するという当社のコミットメントを示しています。 

 

以上 

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i 抗原にある数多の目印の中から特定単一の目印とだけ結合する抗体をクローン増殖させたもの

ii KBI Biopharmaが現在運用している細胞株開発プラットフォーム

iii マスターセルバンク(MCB)を作成する基盤となる細胞基材

iv 濃度、混合物中に含まれる特定の材料が存在する量

v 細胞株開発の基盤となるKBI Biopharma独自の高性能細胞株。

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