JSR、抗体医薬精製用の新世代プロテインA担体「Amsphere™ A+」の販売開始

JSR株式会社(本社:東京都港区、CEO:エリック ジョンソン)とグループ企業であるJSR Life Sciences, LLCは抗体医薬精製用の新世代プロテインA担体「Amsphere™ A+」の販売を開始しました。今回発売を開始する「Amsphere™ A+」は、独自の蛋白質リガンドと先進のポリマー担体技術を駆使し、結合容量と耐アルカリ性および圧力-流速特性において前モデルを大きく上回る性能を実現しており、抗体医薬品の生産効率の向上に貢献することが期待されます。

なお、2024年9月24日から26日にアメリカ・ボストンで開催されるBioProcess International Conference & Exhibition (BPI) 2024および2024年10月9日から11日にパシフィコ横浜で開催されるBioJapanで本製品を紹介します。

抗体医薬品は、がんや難病に対して有効性が⾼く、副作⽤が少ない効果的な治療薬として広く普及してきました。その製造プロセスは、二重特異性抗体や抗体薬物複合体などの実用化により、年々高度に複雑化しています。JSRグループが提供する「Amsphere™ A+」を使用することにより、要求が厳しく複雑化した抗体医薬製造プロセスにおいても、高い信頼性の確保と生産効率の向上が期待できます。

JSRグループが2016年に発売したAmsphere™ A3は市場で高い評価を受けており、これまでに150件以上の抗体医薬製造プログラムに採用され、既に商用生産ステージの抗体医薬にも適用されています。また、JSR Life Sciencesは、創薬・開発のアウトソーシングのために、ベストインクラスの研究製品とサービスをパートナーに提供しています。

JSRグループは、独自の製品とサービス、グローバルに広がるグループ会社および事業拠点が連携して、研究開発から技術サポートまで⼀貫した体制により、世界市場のニーズに迅速に対応してまいります。

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